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2014年3月12日 (水)

ボイトレは『使うマイク』で決まる!?

ボイトレは『使うマイク』で決まる!?

こんにちは、ボイストレーナーの高岡です。


人は自分で自分の声を聴いて、
声のトーンやボリュームを無意識に調整しています。


耳が聞こえない・難聴の人の言葉は、
不安定で発音も不明瞭です。


こうした事からも、人は常に

『自分の声を聴いている』

事が分かります。



『もし、自分の声が正確に聴けていなかったら?』


いくら練習しても、理想の声にはなりようがないと思いませんか?

自分が聴いている声は偽りで、正しい音が聴こえないんですから。


今回は、レッスン中に生じた、
そんな興味深い出来事について紹介します。



■声で仕事をしている生徒さん。発声に崩れが!?


歌ではありませんが、声を使った仕事に携わっている方。

※ここでは仮にAさんとします。


自宅でも仕事で収録などを行う、

いわば『声のプロ』


話し言葉もやわらかく、メリハリのある良い声をもった方です。


Aさんが先月から、発声練習でもどうも声の調子が思わしくありません。

発声のフォームも崩れがちで、なにより力が入りすぎています。


■発声練習で声が改善。でも、、、、。


録音ボイトレのレッスンで、
細かいフォームやニュアンスを確認し、改善。


レッスンの終わりには、かなり本来の
やわらかな発声フォームに戻っていました。



しかし、次のレッスンになると。。。



前回とほぼ同じような、
力の入りすぎな発声フォームに戻っています。


声もギラギラしていて、どこかキツめな印象です。



なにか原因があるのではないか?

と思い話を聞いてみると

『最近、収録の仕事が多い』

とのこと。


■声を聴く環境に問題が、、、?


練習を怠ったり、忘れてしまう人ではなかったので、
不思議に思い、細かく話を聞いていると

『収録に、ダイナミックマイクを
 使用している』

ことがわかりました。


私も、歌入れの際に
Shureの58という、ダイナミックの定番的な
マイクを使っていた事があります。



非常に良いマイクなのですが、

・音がコモリ気味になる(脚色が強い)
・指向性が狭く、繊細なニュアンスに不向き

という点に悩み、コンデンサーマイクでの録音に切り替えました。



Aさんも、まさに同じマイクを使っていました。



ダイナミックマイクは、コンデンサーマイクと比較すると

・ローノイズな反面、小さな音の収録に不向き
・大きな音、騒音の多い場所に強い
・頑丈、壊れにくい

というのが特徴です。




Aさんの本来の声は、非常に空気感があり
繊細なニュアンスを持っていたので

『ダイナミックマイクで声を確認している事が
 発声フォームに力みを与えているのではないか?』

と仮設をたてました。


Aさんはコンデンサーマイクも所持していましたので、
練習や録音の際、コンデンサーマイクを使用してみるように
お願いしました。


■コンデンサーマイクに変更。その結果は、、、!?


練習マイクを変更して、二週間後のレッスン。


Aさんの声は、まだ力みは残るものの
本来の声に近、やわらかなトーンを取り戻していました。




ダイナミックマイクは、指向性が狭く、入力が小さいため、
ある程度の声量と大胆な表現が必要になります。


こうした環境で練習していれば、
おのずと声が大きくメリハリがつく。

悪くいえば、大雑把な発声になることが考えられます。


声の細かい所までを正しく聞き取り、
ニュアンスや声質を判断しながら改善するには、

『正しい音を繊細に』

収録してくれる、コンデンサーマイクが適している
と言えるでしょう。


■ストリートミュージシャンの例


例として、ストリートミュージシャンなどがそうです。


雑踏の中で歌う彼らには

・声が大きく、長時間歌える
・気候や状況に関係なく、安定して歌える

という要素が要求されます。


細かいニュアンスをつけてもストリートでは聞き取れません。


ストリートミュージシャン出身の人には、

・声が大きい人
・表現がオーバーな人

が多く、プロになってから
細かい表現力を身につけていくのが特徴的です。



ゆずやYUI、コブクロ

などを見ても、デビュー直後はかなり荒削りなスタイルでした。


■まとめ


結論を言うと、

『声の確認はコンデンサーマイクで行うべき』

と言い切る事が出来ます。


自分の声を正確に知り、
細かいニュアンスを感じながら練習できます。


ダイナミックマイクで収録できるニュアンスの量とは、
雲泥の差があります。


もちろん、ダイナミックマイクでの録音は、非常に魅力的です。


しかしそれは、

・脚色としての素晴らしさ

であり、客観性ではありません。


声を聴こえるまま録音するには

・一定以上の品質のコンデンサーマイク
・周波数特性に偏りが無いモデル

を選ぶ事がオススメです。



私の教室では

AUDIO TECHNICA / AT4040

を使用しています。


そこまで高級でなく、音にも偏りが無い、
聴いたままのニュアンスに非常に近いマイクです。



演奏でも音楽制作でもボイトレでも
モニター環境は何よりも重要です。


自分が正しく声を聴ける練習環境にあるか、
今一度、見直してみる事をおすすめいたします。


ボイトレについて学んでみたい方は、ぜひ

録音ボーカルカウンセリング

にいらしてくださいね☆


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