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2014年3月 3日 (月)

『腹から声を出す』 腹式呼吸の勘違い

『腹から声を出す』 腹式呼吸の勘違い

こんにちは、ボイストレーナーの高岡です。


「腹から声を出す」

という表現を、ボイトレの中でもよく用います。


あたりまえですが、おなかから声は出ませんし、
腹筋背筋を鍛えたところで、大して効果はないでしょう。


今回は、ボイトレで陥りがちな

『腹式呼吸の勘違い』

について紹介します。



■発声のメカニズムを知る


声を出すには、大きく分けて4つの器官の使い方が影響します。


1.口の使い方


口の開け方によって、同じ発音でも声のトーンは大きく変化します。

どのような口の開け方をすると、どんな声が出るのかを知り、
コントロールする必要があります。


2.喉の開き方


この場合の喉というのは、

『口を開けて正面に見える壁の手前』

の部分。


『舌の付け根(舌根)』

『口の上部分の蓋(軟膏蓋)』

によって作られる、声帯の門です。


ここの開き方は声の出し方によって異なり、
門の開き具合によって声の質が変わります。

これもまた、基礎トレーニングによって
コントロールできるようになる必要があります。


3.共鳴部位


声は、体の中で振動し、体で共鳴し音を増幅して外に排出されます。


下に向かって声を出せば、首や旨が共鳴する。

上に向かって出せば、主に頭蓋骨が共鳴部位になります。


声を共鳴させる部位によって、音の鳴り方が変わります。

必要な声に応じてプロのシンガーは共鳴部位を移動させています。


4.腹式呼吸


腹式呼吸は、発声に必要な空気をコントロールするために必要です。


声を大きくする、小さくするなどで抑揚を表現する。

また、空気をゆっくり出したり、メリハリをつけて
出したりでも声の表情は変わります。


■二つの呼吸法


呼吸には大きく分けて二つの呼吸法があります。


・胸式呼吸


呼吸の際に

『肩が上に上がる』
『胸が膨らむ感じがする』

という人は胸式呼吸です。


肺の上部に空気を入れるため、胸のあたりが膨らみます。


・腹式呼吸


呼吸の際に

『お腹が膨らむ』
『背筋の横あたりが膨らむ』

上記の人は腹式呼吸です。


■なぜ腹式呼吸でなければいけないのか?


空気を取り入れ、吐き出すという意味ではどちらでも問題はありません。


しかし、声を出すためには

・声を安定してコントロールする

という事が重要です。


胸式呼吸では、空気の細かいコントロールが難しく、
肩や首に力が入りやすいのに対し、

腹式呼吸は横隔膜を使う事により、上半身に無駄な力を
入れる事無く呼吸を緻密にコントロールする事ができます。


■『腹から声を出せ』の誤解


お腹から声を出す
=大きい声が出せる

と考えている人が多いですが、これは大きい誤解です。


腹式呼吸は、呼吸をコントロールするために行うものであり、
腹式でも胸式でも声の大きさは変わりません。


■正しい腹式呼吸のトレーニング


腹式呼吸では、横隔膜を使って呼吸をコントロールします。


練習の際は、

『お腹を手でしぼる』

イメージを持ち、

ただ呼吸量が増えれば良いのではなく
イメージ通りの呼吸が出来るように

練習をする事が大事です。


やみくもに練習を重ねるのではなく、明確なイメージを持って
トレーニングを行ってください(੭ु˙꒳​˙)੭ु⁾⁾


ボイトレについて学んでみたい方は、ぜひ

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