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2013年8月18日 (日)

現代の 『心に響く良い歌詞』 とは

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こんにちは、ボイストレーナーの高岡です。


歌詞は、その曲の価値を決める重要な要素をしめています。

平凡な曲でも歌詞によって唯一無二の曲になることも珍しい事ではありません。

秋本康さんや阿久悠さんは、「作詞」だけで音楽業界を席巻してきました。


なにも音楽を作らない人間が、
その業界の核となるというのも、
よくよく考えるとすごい話です。


歌詞とそれを歌う人のあり方について、今一度見直してみましょう。



■言語による音楽性の違い


日本の現代のポップミュージックは、そのほとんどが海外から
流れてきた音楽が元に成り立っています。


その過半数が英語による音楽で、英語の語感からくるメロディーラインは
最初は日本語にはとても馴染みの悪い音楽でした。


その後、サザンオールスターズに代表されるミュージシャンが
「日本語英語」なる歌唱法を作り出し、
現代でも日本語をあたかも英語のように歌い回す事で、
海外の音楽を邦楽にフォーマットする事に成功しています。


日本の音楽は、言葉をあまりメロディーにはめ込まない
フォークミュージック等が多く、
中島みゆきさん・松任谷由実さん・小田和正さん・槇原敬之さんなどには、
非常にクリーンな日本語を感じる事ができます。


逆に、山下達郎さんやサザン、ミスチルなどは非常に洋楽に
インスパイアされている要素が多く、メロディーラインにも
洋楽の要素が強く出ている事がわかります。


扱う言葉一つで、音楽そのものが変化してしまうのです。


■歌詞の『リズム』と『内容』


歌詞には大きく分けて二つの種類があります。


・キャッチーなメロディーを引き立たせるための歌詞

・言葉を伝えるための歌詞


音楽制作では

『特徴的なメロディーには分かりやすい歌詞、

平凡なメロディーには深みのある歌詞』

というように作るのがある種のセオリーとなっています。


これは、メロディーの変化が大きすぎると歌詞が聴き取りにくいためです。


私の作曲では
Aメロ(良い歌詞)→Bメロ(少し簡単な歌詞)
→サビ(分かりやすいシンプルな歌詞)
と設計をする事が多いです。


曲によって、メロディーを重視するもの、歌詞に重きがあるものがあるので、
それを判断して曲を歌い分ける必要があります。


■現代の邦楽の歌詞


世界の音楽では

音楽>歌詞

という図式が確立されつつあります。


理由は、言葉には国境がなく誰にでも共感を得やすいからです。


現代の世界的なヒットチューンは、

『分かりやすくキャッチーで
スケール感・カリスマ性がある』

そんな音楽が評価されているように感じます。


日本の音楽の歌詞も洋楽かが進み、どんどんシンプルに分かりやすく、
ある種幼稚になりつつあります。


■日本人が作り上げてきた、日本語の良さ


日本では古いフォークソングがリバイバルされる事が非常に多くあります。


それは、日本人が育ててきた日本語歌詞が産み出す、

『歌詞による音楽性の深み』

がもたらしている良さだと僕は思っています。


国際化の時代に、日本人のみが分かる良さを追求する事は時代に反しているかもしれません。

しかし、分かりやすくフォーマットしてしまう事で失ってしまう良さもまたあるのです。


音楽はすべての人の物であり、時に個人的な物でもあります。


曲を作る人も歌う人も、

日本語という得意な言葉だからこそ
伝えられる世界観を大事に

してもらいたいと、そう思います。


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