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2013年8月15日 (木)

神聖かまってちゃん『の子』のボーカルとしての表現力

Photo_5

こんにちは、ボイストレーナーの高岡です。


神聖かまってちゃん


彼らは時代とともに、サブカルチャーやオタク、
いじめ・ネット文化等とあわせて語られる事が多いですが、
音楽は非常にオーソドックスな、世界観のある音楽を作ろうとする
純粋な姿勢には非常に共感を持てます。


今回は、『の子』さんの

フィッシュマンズとのアクト

が非常に素晴らしく、映像にも残っているので、これを紹介しつつ
ボーカリストとして歌を歌う事のあり方について考えてみたいと思います。



■土曜日の夜 / Fishmans


ゲストボーカル:の子 from 神聖かまってちゃん


原曲


■Just Thing / Fishmans


ゲストボーカル:の子 from 神聖かまってちゃん

映像としても素晴らしいですね!


原曲


■いかれたBaby / Fishmans


ゲストボーカル:ハナレグミ


原曲


■他の人の曲へのアプローチ


人の曲を、ましてや同じバンドで歌う時に一番気になるのは

『オリジナルを超える事ができるか』

という事。


それは技術ではなくて、原曲より素晴らしい景色や感動を表現できるか?
という点だと思っています。


上記3つの曲を聴いて、ハナレグミは聴きやすく耳馴染みが良いのですが、僕があの会場に居たら

『これならオリジナルでいい』

と思ったと思います。


同じ事を同じ手法でやるという事は、物事に優劣がついてしまうという点でもあまり美しくなく、
これを喜ぶのってなんだかなれ合いな気がしてならないのです。


■新しい一面を見せる、という事。


『の子』さんのアクトは原曲と比較しても、
キーは外しているし歌と呼べる物ではない、という人もいると思います。


しかし、彼のすごいところは

『自分として』常に表現し、回りの意思に決して流されない

事だと思います。


この2曲には賛否がありましたが、『賛否がある』という事自体が
それほどの価値があるないようであった事を物語っています。


彼はあくまで彼で、音楽は

『自分を表現する道具』にすぎないのです。


ボーカル一人でその景色を変え、曲の魅力をまるで違うものに変化させる。

これこそがボーカリストの才能であり、魅力であると僕は思っています。


あと、『の子』さんは表現次第でガンガンリズムを外したり、キーをアウトさせたり、
というのをわざとやっているので、アウトフレーズみたいなのに耳が慣れていない人だと、
少し難しいのかもしれません。


■まとめ


曲をステージで歌うという事は、自分一人のパフォーマンスで
お客さん全員を魅了するぐらいでなければ、なかなかプロには慣れないと思います。


上手い人は吐いて捨てるほどいますから。
僕自身、上手で無個性な歌ってつまらなくてあまり好きじゃないです。


どんなつまらない曲でも、
そこに新たな命を吹き込んでやろう!

という意気込みでパフォーマンスに臨む事が大切です。


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